福岡市博多区のメンズエステサロンMEGURIKA

ブログ たまのつぶやき

続けたのではなく、続いていた~メンズエステ15年

第7章

|

ゼロから始める

十八歳から続けてきた仕事は和裁でした。

幼いころから手を使うことが好きだったと思います。

布に触れ、形を整え、少しずつ仕上がっていく過程に達成感がありました。


修行を重ね、技能和裁一級の資格を取得しました。

在宅でも仕事ができたため、育児をしながら生活を支える収入を得ることができていました。

子供の成長をそばで見守りながら、日々の暮らしは成り立っていました。

けれど、三人の子どもが同時に進学していく未来を思うと、

このままでは足りないことも分かっていました。

何かを変えなければいけない。


そう思いながらも、収入を止める勇気はありませんでした。

新しいことに挑戦したい気持ちはあったけど、

現実を優先し、自分の希望はいつも後ろに置いていたのかもしれません。

走り出したい葛藤を必死に抑えていました。

子供たちが小学生になり、少しずつ手が離れ始めたころ、母の病気と看取りが訪れました。

そして続くように、自分自身の病気。

繰り返される波乱にただ弄ばれているような気持ちが続きました。

長く続けてきた和裁の仕事から離れる決断をしたのは、自分の病気が「死」を覚悟させるものだったから。


だったらゼロから始めてみよう。

いま、やってみたいことを選んでみようと思いました。

新しく選んだ仕事は美容の仕事でした。

和裁の世界では触れることのなかったメイクやエステ。

人に関わる仕事は新鮮で、純粋に楽しかったです。

しかし、訪問営業という働き方にはなかなか慣れることができず、収入は安定しませんでした。

生活への不安は消えませんでしたが、

その中で一つの巡り合いがありました。

それは、知人に誘われて受けたボディートリートメントの講習です。

人の体に触れ、手の感覚で変化を感じ取る。

その瞬間、これまで経験したことのない衝動がありました。

うまく説明はできません。

ただ、体の奥が静かに動き出すような、ワクワクとした躍動を感じていました。

そして不思議なことに、その頃から女性よりも男性を相手にした方が
自分には向いているのではないか、

そんな直感のようなものが芽生えていたのです。

まだ男性専門のセラピストという働き方があることさえ知りませんでした。


それでも、進む方向だけはすでにそちらを向いていたのだとおもいます。

◁ 記事一覧へ戻る

ご来店予約

LINEからのご予約はこちら

LINEの友達を追加して、メッセージを送付ください。
また、インターネットからのご予約も受付ております。

インターネットからの
ご予約はこちら