福岡市博多区のメンズエステサロンMEGURIKA

ブログ たまのつぶやき

続けたのではなく、続いていた~メンズエステ15年

第6章

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残り時間という感覚

母を看取って三ヶ月ほど経った頃、わたしの体調の変化に気付きました。

胃の痛みが続き、次第に我慢できなくなったのです。


検査を受け、一週間後に病院から電話がありました。

「ご家族と一緒に来てください」

その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がチクリと痛み「嫌な予感」がしました。

思わず「癌ですか」と聞き返しましたが、医師は同じ言葉を繰り返すだけでした。

診断はスキルス胃がん。

母の病状をすぐそばで見てきたばかりです。

医師からの説明を聞きながらも、残された時間は二年程なのかもかもしれないと、ぼんやり考えていました。

告知を受けた帰り道、頭に浮かんだのは自分の事ではありませんでした。

まだ小さな子供たちのこれからのことです。

母親がいない。

頼れるおばあちゃんもいない。

この先、この子たちはどう生きていくのだろう。

何を伝えておけばいいのだろう。

どんな生き方を残せるのだろう。

そればかりを考えていました。

入院を前に、まだ小学二年だった子どもたちに
ご飯の炊き方と味噌汁の作り方を教えました。
食べることさえできれば、生きていける。

母として残せる最低限の準備のような気がしていました。

ステージII。幸いにも早期でした。
手術を終え、二週間ほどの入院で家に戻ることができました。

再発の不安はありましたが、日常に戻れた安堵と同時に、

一つの決意が心の中に残ったのです。


これからは、自分のために生きようと。

それは、母を看取りながら感じていた後悔があったから。

子どものため、家族のために尽くし続け、自分の人生を後回しにしていたように見えた母の姿。


もっと自由に生きてもよかったのに。

その想いが自分の中に強く残っていました。

退院後の一年ほどは、体調を整えながら、

これからの生き方を静かに探していた時間でした。

その頃、セラピストの仕事へとつながる誘いを受けることになるのです。

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