福岡市博多区のメンズエステサロンMEGURIKA

ブログ たまのつぶやき

続けたのではなく、続いていた~メンズエステ15年

第2章

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三日で辞めるはずだった仕事

メンズエステを選んだ理由は、特別な志があったわけではありません。
収入が必要だったから。

三人の子どもが同時に進学していきます。
「お金がないから進学できないよ」とは言いたくありませんでした。

それだけは、自分の中で決めていました。わたし自身、進学をあきらめた側だったから。

無理なら三日で辞めるつもりでした。

選んだというより、そこに向かっただけ。

迷いがなかったわけでもないけれど、立ち止まる余裕もありませんでした。
グレーな世界だと思っていたし、人に言えない仕事になるかもしれないと感じていました。

初日に会ったお客様のことは、たぶん一生忘れません。

間接照明が照らす薄明かりの部屋には、静かな音楽が流れていました。

120分が永遠に終わらない気がして、進まない時計ばかりを見ていました。
とにかく無事に終わらせなきゃ。お店に迷惑をかけないようにと、それだけを考えている時間でした。

家に帰ると一気に緊張がほどけて、疲れがまとめて落ちてくるようでした。

その夜は左腕が痛くて眠れませんでした。

身体の痛みというより覚悟の緊張だったのかもしれません。

お客様を覚える余裕も、楽しむ余裕もありません。

それが三日目には少しだけ楽しいに変わっていたのです。

理由はよくわからない。

ただ、人は慣れるし、空気にも居場所が生まれるみたい。

始めのうちはお客様にめぐまれているだけだったと思います。

この先、困るような要求に戸惑う日も来るだろうという予感もありました。

それでも続けていくうちに、少しづつ工夫が増えて

同じ時間でも、終わるころの疲れ方が変わっていく。充実感さえ感じるようになっていきました。

指名が増え、収入も増えて求められることに喜びとやりがいを覚えました。

怖さは無くならなかったけれど、仕事の形は自分の手の中に入っていき、引き出しが増えていきました。

けれど、

体や気持ちの疲れではなく、自己の欲求を解消するために来る人もいました。


しかし、その奥には孤独のようなものが見える瞬間があったのです。

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